数学では、色々「定義」という物が出てきます。
定義は色々とありますが、共通することがあります。
それは、
〇数学的にそう決めた方が都合が良い
〇ほかのルールと矛盾しない
ということです。
今回は「-(マイナス)」を例にしてみましょう。「マイナス」には2種類ありますが、そのうち「-1」のような形のパターンについて取り上げます。
この形の「-」の意味は単純です。
符号を逆転させる(+を-に。-を+に)
これだけです。
例えば、
-(+1)→(-1)
-(-1)→(+1)
となります。
この式は以下のように省略して書けます。
-1→-1
-(-1)→1[または+1]
これを下手に「-1万円お金が減った(1万円増えた)」などの例えにしてしまうと逆に混乱するかと思います。
数学ができない場合、どうしても「公式や定理を覚える」「計算力を付ける」ということに頭が向きがちです。
もちろんこれらも大事ですが、「定義」もおろそかにしない事が大事になってくると思います。