数学では、ともすると公式や計算力に頭がいってしまいがちです。
確かに公式や計算力は大事ですが。。。
それだけだと応用問題は解けるようになりません。
数学では、
「問題文を正確に理解する」
「相手に読みやすく解答を書く」
ということが重要になってきます。
そのためには、読解力が必要になります。
読解で大事なのは、
〇正確に文章を読み取る
〇細かい条件や記述を見逃さない
だと思います。
今回は読解力が必要になる例を見ていきましょう。
以下、あっているかどうか考えてみましょう。
-xは負の数である
。。。
どうでしょうか。
「そんなの負の数に決まってるじゃん」と思った方、数学の典型的なひっかけに引っかかってしまっています。
答えは、
これだけだと決められない
です。
こういう場合、xに具体的な値を代入するとよく分かります。
x=10の時、-x=-10(負の数)
x=0の時、-x=0(0)
x=-10の時、-(-10)=10(正の数)
つまり、xの値によって変わってくるのです。
証明問題で良く場合分けがありますが、正確に読解出来ていないと、思いつくことが出来ません。
数学でも読解が必要だということを、この記事から少しでも感じていただければ幸いです。